
同志社女子中学校・高等学校様 オンライン英会話 活用事例
学研オンライン英会話で「ロジカルスピーキング」をご採用いただいている同志社女子中学校・高等学校の市川先生に活用方法を伺いました。
先生がオリジナルで作成されている事前事後学習シートのサンプル(PDF)もダウンロードいただけます。
導入の経緯とねらい、期待する成果をお教えください
高校生の英語の授業では、英語のアウトプットの機会が圧倒的に少ないことということを課題に感じていました。学習指導要領の改訂により、英語を話す力がさらに重視されるようになったこともあり、本校英語科としてオンライン英会話の導入を決定しました。

同志社女子中学校・高等学校
英語科 市川良大先生
学研のオンライン英会話を選択されたポイントは何でしょうか
単なる英会話ではなく、高校生にとってちょうどよいレベルの社会的な問題について英語でやり取りをするという点が非常に魅力的でした。英語で楽しくおしゃべりをして終わりではなく、英会話のレッスンを通して、思考を深めたり、視野を広げたりすることができるのが最大のメリットだと感じています。また、専用テキストがあるため、こちらがさまざまな授業準備をしやすい点もよいと思っています。
活用方法・生徒様の反応・効果や狙い等をお教えください
① 事前学習ペアワーク
レッスン前のブレインストーミングの段階で、もっと思考を深めてほしいとの考えから、レッスンのトピックに関連した英語の記事を読ませています。生徒の興味を引き、かつ、生徒が無理なく読めるレベルの英語の記事を見つけるのは少し苦労しますが、生徒はおおむね興味をもって読んでくれているようです。個人での読解後にペアで内容を確認する時間を取りますが、お互いの理解を確かめ合う様子が見られ、個人の限られた知識や経験だけをベースにブレインストーミングをするよりも、思考を掘り下げることができているのではないかと感じています。

② 事前学習自習
生徒はトピックについていろいろと考えを持つようですが、それを全て自力で英語にするのは生徒にとって難しいと思います。個人的には、多少自分の思っていることとは違っていても、とりあえず、各レッスンのStep 2で与えられている表現をうまく組み合わせて話すことができれば十分ではないかと考えています。まずはそれらの表現により注意を向けさせ、レッスン中に積極的に使ってみるように仕向けたいと思い、このようなワークシートの形式にしました。

③ オンライン英会話直前に小テスト5分
レッスン開始までの10分間は、当初はログインにも手間取り、何か別のことをする余裕がなかったのですが、レッスンを重ねるうちにログインもスムーズにできるようになり、時間を持て余すようになりました。その時間がもったいないと感じていたため、2学期からStep 2の表現の確認テストを行うことにしました。確認テストに向けての勉強を通してそれらの表現をしっかりと覚え、ある程度自分の言葉として使えるようになってからレッスンに臨んでほしいと考えています。

④ 事後学習シート
レッスン後の残り時間を使って、テキストのStep 4に相当するライティングの活動を入れています。生徒には、ただレッスンで教えてもらった文を書き写すのではなく、さまざまな表現の使い方を再度確認し、今後自分の言葉として使えるようになることが大切と言っています。(なかなかそこまでの意識には達していないようですが。)
また、スライドの登場した文の復習を空所補充形式で行うことによって、Step 2の表現の使い方を再確認し、より確実に定着させることができればと考えています。
